3月1日、マイノリティ主導の不動産ファンドであるSoLa Impactは、新たなインパクト不動産ファンドであるブラック・インパクト・ファンドを立ち上げ、カリフォルニア州教職員退職年金制度(CalSTRS)からの5,000万ドル(約57億円)の出資を発表した。同ファンドはセカンド・クローズを終え、投資総額は2億5,000万ドル(約287億円)を上回った。
SoLaの社会的インパクト不動産ファンドは、ダブルボトムライン戦略を採用しており、低所得者層向けの高品質な住宅の保全・リフレッシュ・創出に重点を置いている。ブラック・インパクト・ファンドは、主要都市にある黒人や褐色人種のコミュニティーに投資する不動産ファンドファミリーである。本ファンドは、カリフォルニア州の都市部において、手頃な価格の住宅や労働力のための住宅、関連する社会的インパクト戦略に10億ドル以上を投資するSoLaのイニシアティブの一部を担っている。
今回の投資は、CalSTRSとBelay Investment Groupの合弁会社を通じて行われ、CalSTRSのSustainable Investment & Stewardship Strategies(SISS)部門から行われる初の不動産投資となる。
このファンドの他の投資家には、PayPal Holdings、Equitable Insurance、Skoll Foundation、Ally Bank、Potenza Capital、Pacific Premier Bank、Adirondack Capitalが含まれている。同ファンドは、目標額の3億ドル(約345億円)に達した時点で、正式にクローズする予定だという。
【参照ページ】
(参考記事)Pension puts $50M in SoLa’s Black Impact Fund
(日本語訳)年金基金がSoLaのブラックインパクトファンドに5,000万ドルを投入