大手エンターテインメントサービス企業のNetflixは、インクルージョンの進捗状況のアップデートとして米国および世界の従業員の構成に関する情報を公開した。本データでは、女性が全世界の従業員および指導者の半数以上を、またマイノリティ人種や民族の出身者が米国の従業員の半数以上を占めている。
全体としては、2020年に8,000人だった従業員が2021年には約10,000人に増加した。性別では2020年に48.7%であった全世界の従業員の女性比率は現在51.7%となり、ディレクター以上の役職では47.8%から51.1%に上昇した。また同社のシニア・リーダーシップ・チームのメンバー22名のうち10名が女性だ。
Netflixは、米国従業員の人種・民族データも収集しており、歴史的に排除されてきた民族的・人種(アジア人、黒人、ヒスパニックまたはラティーノ、中東または北アフリカ人、ネイティブアメリカン、太平洋諸島人を含む)が、2020年の47%未満から50.5%に増加したと述べている。
Netflix社のインクルージョン戦略担当副社長であるバーナ・マイヤーズ氏は、今回のアップデートを発表するにあたり、採用担当者や雇用管理者を対象としたインクルーシブ採用トレーニングの拡大やインクルージョンおよび帰属意識の文化向上への取り組み、インクルージョン戦略チームの拡大など、同社が推進する取り組み状況も説明した。
【参照ページ】
(原文)Our Progress on Inclusion: 2021 Update
(日本語訳)Netflix、女性や多様な人種・民族の従業員代表率が50%を突破