北欧の金融サービスグループSEB、約1,300億円のグリーンボンドを発行

SEB、拡大されたサステナブル・ファイナンスの枠組みの下で約1,300億円のグリーンボンドを発行

2月3日、北欧の金融サービスグループであるSEBは、グリーンローンの資金調達を目的とした新たなグリーンボンドの募集を完了し、10億ユーロ(約1,316億円)の資金を調達したことを発表した。同行は、欧州および北欧の金融機関が投資家の大半を占め、発行に対する強い需要があることを報告した。

今回のグリーンボンドは、SEBが最近更新したサステナブルファイナンスのフレームワークに基づいて発行された。新たなフレームワークでは、投資対象分野を拡大し、生物多様性、循環型経済への移行、気候変動への適応を支援するプロジェクトに対する融資が含まれるようになった。

本フレームワークはEUタクソノミーとほぼ一致しており、当行の顧客が新たな報告義務を果たすのに役立つが、2025年までハイブリッド車も含まれるタクソノミーの定義と比較して、完全に化石燃料の自動車のみをグリーンと分類するなど、いくつかの点で乖離がある。

【参照ページ】
(原文)SEB Issues Green Bond of 1 Billion Euro
(日本語訳)北欧の金融サービスグループSEB、約1,300億円のグリーンボンドを発行

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