バーバリー、ESG目標に連動した約460億円のサステナビリティ・リンク・ローンを締結

バーバリー、ESG目標に連動した約460億円のサステナビリティ・リンク・ローンを締結

ラグジュアリーブランドのバーバリーは、3億ポンド(約460億円)のサステナビリティ・リンク・ローンの締結を発表した。このローンは、バーバリーのESG目標である「ネット・ゼロ」および「サプライチェーンの脱炭素化」の達成に向けたパフォーマンスに連動する条件となっている。このローンは、バーバリーのリボルビング・クレジット・ファシリティの借り換えを目的としたもので、ロイズ銀行がコーディネートした。

今回の契約は、バーバリーが2020年9月に高級ファッション業界では初となるサステナビリティ・ボンドを発行したことを受けて、サステナブル・ファイナンスの利用を拡大するものだ。先行する債券は、収益をサステナビリティ関連のプロジェクトに向けることを目的として発行されたが、今回のローンは、その条件を同社のサステナビリティ・パフォーマンスに結びつけるもので、この1年で急速に拡大したサステナブル・ファイナンスのトレンドとなっている。

具体的には、このローンは「Climate Positive」という野心のもと、ESG目標の達成と連動している。2021年6月、バーバリーは新たな環境サステナビリティ目標を発表し、2040年までの「Climate Positive」を約束した。これは同社の2040年のネット・ゼロ目標を超えて、気候にプラスの影響を与えることを目指すもので、2030年までにスコープ3のサプライチェーンの排出量を46%削減するという目標を設定している。

【参照ページ】
(原文)BURBERRY SIGNS £300M SUSTAINABILITY LINKED LOAN
(日本語訳)バーバリー、ESG目標に連動した約460億円のサステナビリティ・リンク・ローンを実行

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