NGOのWRAP、AsdaとUnileverとのパートナーシップを発表

12月16日、NGOのWRAPは英国のプラスチック協定加盟企業であるAsdaとUnileverとのパートナーシップ締結を発表した。本パートナーシップでは、買い物習慣を変える方法を理解する世界初の研究プロジェクトが行われている。また、消費者の日常的な買い物で、詰替え販売や再利用可能な容器の利用を活発化させるため、行動変動の阻害要因を包括的に調査する「Plastics Tracker Report」を発表した。

英国のイノベートUKが共同出資する本研究では、買い物客が自宅で計画を立て、店頭で行動し、自宅に帰ってから商品をどのように詰め替え、保管するかを詳細に追跡調査する。

その目的は、詰め替えや再利用の機会や、市民を妨げている障害について、より深く理解することである。スーパーマーケットや企業は、自社の製品に適応し、成長させることができ、顧客をその旅に連れ出すために必要な変化を促進することが可能になる。

本転換は、店頭のプラスチック包装を減らし、プラスチック汚染に取り組むと同時に、市民が持続可能な買い物をできるようにするための重要な要素であり、変化を起こすための契機となることが期待されている。

【参照ページ】
(原文)World-leading research will pave the way for mainstream re-use and refill shopping in UK supermarkets
(日本語訳)世界をリードする研究により、英国のスーパーマーケットにおける再利用・詰め替えショッピングの主流化へ

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-20

    SEC議長、ESG株主提案の政治化に警鐘―「企業統治の本質に立ち返るべき時」

    10月9日、米証券取引委員会(SEC)のポール・S・アトキンス議長は、デラウェア大学のジョン・L・…
  2. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る