FTSE Russell、サステナブル投資、2026年の焦点は「現実化するリスク」

1月、FTSE Russellは、報告書を発行し、サステナビリティ関連テーマは投資環境に引き続き影響し、機会とリスクの両面をもたらしていることを示した。FTSE Russellの報告書は、投資家が2026年に注目すべき潮流として、気候変動の物理的リスク、エネルギー転換、AI、医療、食料生産、地域市場(アジアなど)を挙げた。世界の気温偏差は産業革命前比で1.5度を超え、物理的気候リスクのコストは2025年に約2,200億ドルと推計される。2050年までに約8億3,900万人とGDP約28.3兆ドルが気候ハザードに高い曝露を抱えるとされ、適応とレジリエンスへの関心が高まっている。
エネルギー転換では、再生可能エネルギーが拡大し、とりわけ太陽光が伸びを牽引する一方、関税や補助金制度の変更など地政学要因が進展に影響する。AIではデータセンター拡張が投資と電力需要を押し上げ、電力アクセスと効率性が主要論点となる。地域面では、気候・サステナビリティ投資の重心がアジアへ移り、中国の排出削減公約やクリーンエネルギー市場での優位、インドの政策動向が焦点となる。気候以外では、医療と食料生産がコスト圧力や規制課題を抱えつつも、人口動態や技術革新を背景にサステナブル投資の重要分野として位置付けられた。

