
8月4日、英国最大規模の職場年金制度Nestは、世界有数の林地運用会社BTGパクチュアル・ティンバーランド・インベストメント・グループ(BTG Pactual TIG)を新たな運用パートナーに選任した。対象は米州主要地域のサステナブル管理林地で、Nestは当初7億5,000万米ドル(約5億5,000万ポンド)を拠出する。
林地は機関投資家に確立された資産クラスであり、適切な管理により森林資源の責任ある利用、生物多様性の保全、炭素吸収、水質浄化、土壌保全、野生生物の生息地維持といった重要な生態系サービスを提供する。また、建材や生分解性包装材など再生可能資源の供給源ともなる。
今回の委託は、Nestが2023年に開始した調達プロセスによる2件目の林地運用契約である。Nestインフラ・自然資本責任者スティーブン・オニール氏は、BTG Pactual TIGが大規模林地資産の運用実績と環境保全重視の姿勢で際立ったと述べ、地域社会や労働者との関係を尊重する姿勢も評価した。
BTG Pactual TIGの責任者ゲリティ・ランシング氏は、Nestとの協業が長期的価値創造と持続可能な土地管理への共通のコミットメントを示すものであり、大規模プラットフォームと現場の専門知識、厳格なサステナビリティ基準を活用して、金融・環境の両面で成果を追求すると述べた。
(原文)Nest appoints BTG Pactual Timberland Investment Group (“BTG Pactual TIG”) to invest in timberland
(日本語参考訳)ネストは、森林地への投資のためにBTG Pactual Timberland Investment Group(BTG Pactual TIG)を任命しました。