サプライチェーンのサステナビリティを加速:OpteraとSPS Commerceが新共同プログラムを発表

1月7日、小売業界のサステナビリティ推進に新たな一歩をもたらすプログラム「Retail Sustainability Collective」が発表された。サプライチェーン全体の排出量データの共有を効率化し、小売業者と供給業者の連携を強化することを目指す。
小売業界では、運営排出量の平均11.4倍とされるサプライチェーンの排出量への対応が課題となっている。しかし、排出量データの断片化や組織間の連携不足が進展を妨げている。約70%の企業がサプライチェーンの脱炭素化に取り組んでいるものの、実質的な進歩には課題が多い。
Opteraは排出量管理の専門知識を、SPS Commerceは小売・供給業者間のデータ交換の実績を持つ。この2社の連携により、「Retail Sustainability Collective」は以下の解決策を提供する。
供給業者向けのメリット
- 複数小売業者への排出量データ共有を簡素化する統一プロセス
- 持続可能性の成熟度に応じた計算ツールやリソースの提供
- ベンチマーク分析による業界内でのパフォーマンス比較
小売業者向けのメリット
- サプライチェーン全体のデータカバレッジ拡大
- 専門サポートと信頼性の高い供給業者連携手法の提供
- サプライチェーンとサステナビリティチーム間の協力強化
OpteraとSPS Commerceはそれぞれの20年以上の経験を活かし、既存のネットワークやプロセスを統合。供給業者の負担を軽減しつつ、排出量削減目標達成を支援する。
【参照ページ】
(原文)Optera and SPS Commerce join forces to accelerate retail supply chain sustainability
(日本語参考訳)OpteraとSPS Commerceが協力して小売サプライチェーンの持続可能性を加速