ジャナス・ヘンダーソンとUCバークレー、気候変動と生物多様性に関する研究教育パートナーシップを発表

11月20日、ジャナス・ヘンダーソンは、カルフォルニア大学バークレー校エグゼクティブ・エデュケーション(UCバークレー)との研究および教育パートナーシップを発表した。この提携は、資産運用チームに向けたカスタマイズされた研究および教育プログラムを通じ、気候変動と生物多様性が企業や市場に与える金融的影響を評価することを目的としている。

初期段階では、UCバークレーの教員と共同で、ポートフォリオマネージャーやアナリスト向けのカリキュラムを開発し、各種モジュールに統合する予定だ。その後のフェーズでは、UCバークレー教授陣と投資チームがさらなる研究テーマに取り組むことが期待されている。

ジャナス・ヘンダーソンの責任責任者ミシェル・ダンスタン氏は「UCバークレーの科学研究とビジネス分析力を活用し、持続可能な投資プロセスを強化する。気候変動や生物多様性がキャッシュフローや資本コストに与える影響を包括的に評価するツールを提供する」と述べた。

UCバークレーのダラ・オルーク准教授は「気候変動がサプライチェーンに与えるリスクを測定し、対応する能力が必要だ」と強調した。

【参照ページ】
(原文)Janus Henderson & UC Berkeley Executive Education Create Partnership

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