7月22日、イスラエルの気候技術スタートアップのCarbon Blueは、二酸化炭素除去(CDR)技術の拡大・展開のためのシード期資金調達ラウンドが完了し、同社が1,000万ドル(約15.5億円)の資金を調達したと発表した。
同社は水が吸収した二酸化炭素を回収する技術を提供する。同社ホームページによると、二酸化炭素を取り込んだ水に石灰を作用させることにより、水と二酸化炭素を分離することができる。分離された水は再び水源に戻され、再び大気中の二酸化炭素を吸収することができ、二酸化炭素は環境から隔離するか、二酸化炭素を必要とする産業にて使用することができるという。また、同技術はあらゆる種類の水を利用できるため、あらゆる水利用施設との技術の統合を可能にする。そのため、既存のあらゆる水インフラを地球温暖化との闘いにおけるCDR資産に変える可能性を秘めているという。
今回の資金調達完了により、同社は世界的な事業の拡大、技術規模の拡大、水を利用する産業施設との技術の統合の追求が可能になる。
【参照ページ】
(原文)CarbonBlue secures $10M to expand groundbreaking CO2 removal technology
(日本語参考訳)CarbonBlue、画期的なCO2除去技術の拡大に向け1,000万ドルを確保