6月12日、ISS ESGは投資家がポートフォリオのリスクを監視し、報告するための強化された現代奴隷制ソリューション(強制労働や児童労働、人身売買に関するリスクソリューション)を発表した。この新しいソリューションは、現代奴隷制に関連するリスクの評価、開示、管理などに関するデータを提供する。
新しいソリューションには、スコアカードとポートフォリオレポートが含まれ、このレポートは、ISS ESGの評価データ・レーティングや外部ソースからのデータに基づいている。リスク管理ソリューションは、世界の約60,000の発行体がリスク評価され、世界中の企業のリスクを対象にしている。
ISS ESGの責任者であるティル・ユング氏は、「この新しいソリューションは、企業の現代奴隷制およびサプライチェーン関連の開示の改善を背景に、タイムリーなものである」と述べた。また、投資家はこのツールを使って、現代奴隷制リスクを特定し、企業のパフォーマンスを評価し、報告することができるともしている。
この強化されたソリューションは、強制労働や児童労働、人身売買に関する論争を監視し、リスク管理を支援するための重要なツールになるだろう。
【参照ページ】
(原文)ISS ESG Launches Enhanced Modern Slavery Solution
(日本語参考訳)ISS ESG、強化された現代奴隷制ソリューションを発表