グーグル、データセンターから熱を回収し地域の暖房ネットワークに分配

5月20日、グーグルはフィンランドのハミナにあるデータセンターから排出される熱を回収し、地域の暖房ネットワークに供給するため、エネルギープロバイダーであるHaminan Energia( ハミナン・エネルギア )との新たなパートナーシップを発表した。

新たな取り組みでは、グーグルは熱をオフテイク・パートナーのハミナン・エネルギアに無償で提供する。ハミナン・エネルギアによると、同プロジェクトは、地域の地域暖房ネットワークの年間熱需要の80%を占めると予想されている。

本パートナーシップは、グーグルにとって初のオフサイト熱回収プロジェクトであり、同社は、回収した熱をできるだけ多くのデータセンターでオフサイト共有するために取り組んでいると述べた。

グーグルは、2020年に24時間365日CFEを導入することを発表し、2030年までに事業全体をカーボンフリーエネルギーで運営し、同社が事業を展開するすべての地域において、毎日毎時、電力需要とCFEの供給を一致させることを目指している。グーグルによると、データセンターは現在、97%のカーボンフリーエネルギーで稼働している。

【参照ページ】
(原文)Our first offsite heat recovery project lands in Finland
(日本語参考訳)フィンランドで初のオフサイト熱回収プロジェクトが始動

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