デロイトとIBM、サステナビリティ・ソリューションの協業を開始

11月27日、世界的なプロフェッショナル・サービス企業であるデロイトとハイテク大手のIBMは、両社のサステナビリティ・ソリューションを活用し、企業による排出削減戦略及びサステナビリティの成果向上、持続可能な変革の合理化の支援に向け、新たなグローバル協業を発表した。

デロイトによると、本提携により、クライアントは複数のIBMソリューションを活用し、IBM Envizi ESG SuiteのデータをデロイトのGreenLightソリューションと統合できるようになる。

IBMは、AIを活用したESGソリューション能力を強化する取り組みの一環として、2022年に環境パフォーマンス・データおよびアナリティクス・ソフトウェア・プロバイダーのEnviziを買収した。本プラットフォームは、企業がESGデータを単一の記録システムに取り込み統合した後、温室効果ガス(GHG)排出量計算を実施。脱炭素プロジェクトを支援するデータ主導の洞察を提供するのを支援する。

デロイトは2022年初め、GreenLightソリューションを立ち上げ、グローバルクレジット、インセンティブ、優先順位付けされた削減戦略に関する分析、ネット・ゼロ目標やロードマップの戦略的計画、管理、経済性の最適化のためのツールなど、組織の排出削減戦略の構築を支援することを目的としたAIベースの脱炭素化ソフトウェアツールを提供している。

【参照ページ】
(原文)Deloitte and IBM Collaborate to Help Organizations Accelerate Sustainability Outcomes
(日本語参考訳)デロイトとIBM、サステナビリティ・ソリューションの協業を開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る