Lombard Odier、電化の「グリーン・アルファ」機会を捉える株式戦略を立ち上げ

Lombard Odier、電化の「グリーン・アルファ」機会を捉える株式戦略を立ち上げ

5月24日、グローバルな資産運用会社であるLombard Odier Investment Managers(LOIM)は、世界的なエネルギー転換から生じる新たな電化トレンドに関する機会を捉えることを目的とした新しいアクティブ運用株式戦略を立ち上げることを発表した。

LOIMの発表によると、新戦略は、複数のエネルギーシステム資産や製品が転換期を迎え、技術革新や政策がEV、ヒートポンプ、再生可能エネルギーなどのクリーンエネルギーソリューションを推進する中、市場が来るべき「グリーンアルファ」の機会をまだ織り込んでいないように見えることから立ち上げられた。

LOIMは、規制、コストダウンカーブ、環境外部性の価格設定などの変化要因によって引き起こされる市場の転換点を評価し、総アドレス可能市場(TAM)が市場の合意を大幅に上回る企業を特定することによって、環境と調和したシナリオにおいて企業が財務的に同業者を上回ることを期待するグリーンアルファを評価するアプローチを説明した。

新戦略は、確信度の高い銘柄選択プロセスを用いて、クリーンな電化、建物、輸送、産業の効率化、生産プロセス、消費パターンの変化などの需要、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換に関する供給、エネルギー転換を可能にし、加速するために必要なハードウェア、ソフトウェア、原材料などの実現可能性をテーマとする40~50銘柄からなるグローバル株式ポートフォリオの構築を目指している。

新戦略は、リード・ポートフォリオ・マネージャーのポール・ユダルが管理し、ジュニア・ポートフォリオ・マネージャーのピーター・バーク・スミスがサポートする。

【参照ページ】
(原文)Lombard Odier IM launches Future Electrification strategy
(日本語訳)Lombard Odier IM、Future Electrification戦略を開始

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-12

    BCG支援のVC、Bキャピタル、気候変動プラットフォームのリードへ向け新たな幹部を発表

    4月8日、マルチステージのベンチャー投資会社であるBキャピタルは、気候変動投資プラットフォームの拡…
  2. 日本、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    2024-4-11

    SSBJ(サステナビリティ基準委員会)、IFRSベースのサステナビリティ報告基準案を公表

    4月3日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、IFRS財団の国際サステナビリティ基準委員会(…
  3. 2024-4-11

    ブラックロック、ESG政策を理由に1.3兆円の資産売却を決定したテキサス州を「無謀」とし、再考を促す

    3月21日、ブラックロックは、テキサス州教育委員会がエネルギー企業への「ボイコット」とESG投資慣…

アーカイブ

ページ上部へ戻る