12月5日、世界的な専門サービスプロバイダーであるDeloitteは、オランダに拠点を置くインフラに特化したエンジニアリングおよびコンサルタント会社PACERの買収を発表した。Deloitteによると、この買収により、同社はインフラや投資プロジェクトに関する責任あるサービスを顧客に全面的に提供することが可能になるとのことだ。
両社は、「エネルギー転換や気候変動への適応など、持続可能性を重視した転換が、今後10年間にオランダ国内外で主要なインフラ、エネルギー、産業プロジェクトの推進力となると予想される」ことを背景に、DeloitteとPACERは、企業や政府のクライアントがこれらのプロジェクトを責任を持って実施できるよう支援する、と述べている。
2007年に設立されたPACERは、プロジェクトマネジメント、契約管理、技術管理(システムエンジニアリング)、環境管理など、幅広いサービスを提供している。PACERの50人のアドバイザーは、ユトレヒトのデロイトオフィスで直ちに業務を開始し、同社はDeloitteのリスクアドバイザリー内の責任あるインフラおよび資本プロジェクトチームの一員となる。
Deloitteは昨年、グローバル・サステナビリティ&クライメート・プラクティスに10億ドル(約1,368億円)を投資する計画を発表し、顧客をサポートし、サステナビリティ関連のニーズに対応する能力、資産、サービスを強化することを発表している。
【参考ページ】
(原文)Deloitte acquires Utrecht-based engineering and consulting firm PACER: Know more
(日本語訳)デロイト、ユトレヒトのエンジニアリング・コンサルティング会社PACERを買収:詳細