Blackstone、グローバル・ポートフォリオ・カンパニーおよび不動産物件で難民を2000人雇用するコミットメントを発表

Blackstone、グローバル・ポートフォリオ・カンパニーおよび不動産物件で難民を2000人雇用するコミットメントを発表

9月20日、Blackstone は、同社のグローバル・ポートフォリオ企業および不動産物件において、2025年末までに米国内だけでも1500人の難民を含む2000人の難民を雇用することを約束したことを発表した。

本発表の一環として、Blackstone は、世界中の難民支援に取り組む大手企業の非営利ネットワークである Tent に参加する。これまでに Blackstone のポートフォリオ企業や不動産物件は、アフガニスタンやウクライナ、エルサルバドル、グアテマラなど、世界各国から500人近くの難民を雇用している。さらに Blackstone は、アフガニスタンやウクライナからの難民に対する民間部門の支援を加速、拡大するための取り組みである Welcome.US CEO Council に参加している。

250を超えるポートフォリオ企業と1万2000を超える不動産資産を有する Blackstone は、そのスケールメリットを生かし、退役軍人雇用イニシアティブを展開、ポートフォリオ全体で10万人以上の退役軍人やその配偶者、介護者を雇用してきた。Blackstone は、Tentとの新たなパートナーシップにより、戦争や暴力、紛争、迫害から逃れ、国境を越えて他国で安全を求める人々の生活にプラスの影響を与えることができると考えている。Blackstone は今後も、ポートフォリオ会社やサードパーティの不動産マネージャー、ジョイントベンチャーパートナーと提携し、難民の雇用活動を支援していく予定だ。

Blackstone は、難民の再定住を専門とする組織 (Tent や国や地方の再定住機関) と連携し、難民採用活動に参加するすべての人々が、新入社員の雇用や昇進、訓練に必要なツールやリソースを確保できるようにする意向である。

Blackstone の難民および退役軍人の採用活動は、同社の幅広いポートフォリオ採用活動の一環である。Blackstone の代表的なプログラムである Career Pathways™ は、経済的流動性を促進し、Blackstone のポートフォリオ企業における継続的な多様性の取り組みを支援するために設計された。同プログラムの目標は、雇用に対する従来の障壁を取り除き、多様で歴史的に十分な存在感を示してこなかったコミュニティ出身者の雇用機会とキャリア流動性を高めるために、ゼロから取り組むことである。こうした人材の採用や育成を可能にするプログラムを実施することで、彼らにやりがいのあるキャリアを提供し、世界中の企業により幅広く、より弾力的な人材プールを構築することができるのだ。

【参照ページ】
(原文)Blackstone Announces Commitment to 2,000 Refugee Hires Across Global Portfolio Companies and Real Estate Properties
(日本語訳)Blackstone、グローバル・ポートフォリオ・カンパニーおよび不動産物件で難民を2000人雇用するコミットメントを発表

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