BlackRock 、Scottish Widowsから約840億円の援助を受けESGボンドファンドを立ち上げ

BlackRock がScottish Widowsから約840億円を投資してESGボンドファンドを立ち上げ

10月11日、BlackRockは、投資家がESG関連の目標に沿いつつ、世界の投資適格債に幅広く投資できるようにすることを目的とした新しいESGボンドファンドを立ち上げると発表した。

本ファンドは、投資・保険会社のScottish Widowsと協議して開発されたもので、同社は5億ポンド(約840億円)を出資する最初の投資家として署名している。

本ファンドは、「Bloomberg Global Aggregate Corporate Index GBP Hedged」と同レベルのリスクとリターンを提供することを目指しており、さらに、二酸化炭素排出量の強度をインデックスより50%低くするというポートフォリオ目標などのサステナビリティ特性を有している。本ファンドはBlackRockのインデックス債券ポートフォリオマネジメントチームが運用を担当する予定である。

また、本ファンドは、ESGに関連する除外基準を用いて、一般炭やタールサンド、タバコ、問題のある兵器、国連グローバル・コンパクト原則の違反などの活動に関与する発行体を排除している。

今回の発売は、BlackRock がScottish Widowsと協議して構築したファンドとしては、2020年8月のBlackRock公認契約スキーム(ACS)気候変動世界株式ファンドの導入に続き、2本目となるものである。Scottish Widowsは昨年、1700億ポンド(約28.3兆円)の投資ポートフォリオについて、2030年までにファンドの二酸化炭素排出量を半減し、2050年までにネット・ゼロを達成するという目標を含む、一連の気候目標を発表している。

【参考ページ】
(原文)Scottish Widows backs BlackRock’s ESG bond fund with £500m
(日本語訳)スコティッシュ・ウィドウズ、ブラックロックのESGボンドファンドを5億ポンドで支援

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