三井化学と日本製紙、新規バイオコンポジット開発で連携

9月8日、三井化学株式会社と日本製紙株式会社は木質バイオマス素材である「セルロースパウダー」を高配合した新規バイオコンポジットの開発について連携を開始したと発表した。

新規バイオコンポジットとは、木質バイオマス素材である「セルロースパウダー」を主原料都市、樹脂と同様の成形性を付与した複合素材だ。バージンプラスチックの代替品としての可能性を追求する。バイオ素材への転換はサーキュラーエコノミー化の一つである。

今後、日用品、容器、建材、家電製品、自動車部材など、幅広い分野への展開を目指し、製品開発と早期の市場投入を計画しているという。そして、両社は、長年に渡り培った高度な原材料製造・開発技術を用い、両社の安定した材料供給体制を活用し、品質・供給の両面から工業的に安定性の高い新規バイオコンポジットの供給を目指すという。

【参照ページ】
(原文)日本製紙と三井化学、バイオコンポジットの開発について連携開始

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…
  2. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る