1月19日、Net-Zero Banking Allianceは、ネット・ゼロのコミットメントに100社目の署名社を迎えたことを発表した。ナショナルオーストラリア銀行(NAB)が加わったことで、本アライアンスは40カ国、世界の銀行資産の43%以上を代表する100以上のメンバーで構成されることになった。
2021年4月の発足以来、銀行セクターの多くの割合が同アライアンスの支援の下に招集され、メンバーはパリ協定で示された1.5℃の温暖化限界に合わせた融資と投資活動を行うことを約束している。同アライアンスは、国際的に一貫した枠組みとガイドラインを提供し、先駆的な銀行からのピアラーニングに支えられながら、メンバーの脱炭素化戦略の実施を強化、加速、支援していくとしている。
2022年秋には、多くの加盟銀行が2030年の中間目標の第一弾を提出する予定である。目標設定を支援するために、アライアンスのワークトラックは2022年にセクター別の脱炭素化および実施経路のための最初のガイダンスを発表する予定である。
同アライアンスは、引き続き会員数を増やし、世界の銀行セクター全体から多様な地域代表を育成していく。さらに、アライアンスは、ネット・ゼロのためのグラスゴー金融同盟の銀行部門として、また、責任ある銀行業務のための原則の気候変動に焦点を当てた部門として協調するとしている。
【参照ページ】
(原文)NET-ZERO BANKING ALLIANCE PASSES THE 100-MEMBER MARK
(日本語訳)Net-Zero Banking Alliance、加盟銀行が100社を突破