11月26日、三菱商事RtMジャパンは社会課題解決を軸とした商流を開拓する方針を示した。鉄鋼原料、非鉄金属といった伝統的な商品軸から社会課題軸への対応を新たな戦略に掲げている。
具体的にはリチウムや貴金属、高機能アルミ合金などの新規材料が軸となる。脱炭素社会の実現に不可欠な燃料電池やリチウムイオン電池(LiB)や、試作品などで実用化され始めている3Dプリンターに使われるこれらの材料は、中長期的な市場の成長が見込まれることから、この2年あまりで本格的に取り扱いを開始した。
今後も三菱商事RtMジャパンは、脱炭素に向けた金属需要増など社会課題に対応するべく、新規材料の取引拡大に加え、新たな商流開拓を積極的に進めていく。