第7次エネルギー基本計画が閣議決定 – 2040年温室効果ガス73%削減目標と整合

2月18日、政府は、第7次エネルギー基本計画を閣議決定した。本計画は、エネルギー政策基本法に基づき、エネルギー政策の基本方針を定めるものであり、政府が新たに策定した2040年度の温室効果ガス73%削減目標と整合的に策定された。

計画の背景と検討プロセス

2021年10月に策定された第6次エネルギー基本計画以降、世界的なエネルギー情勢の変化を受け、日本政府は新たな計画の策定を進めてきた。2024年5月から総合資源エネルギー調査会で検討が開始され、12月17日に原案を提示。その後、パブリックコメントを経て今回の閣議決定に至った。

計画の概要

第7次エネルギー基本計画では、エネルギー安定供給、経済成長、脱炭素の同時実現を目指し、GX2040ビジョンおよび地球温暖化対策計画と連携しながら進める方針を示している。

政府は本計画をもとに、エネルギー転換と温室効果ガス削減に向けた取り組みを加速させ、長期的な持続可能なエネルギー政策を推進する。

【参照ページ】
(原文)第7次エネルギー基本計画が閣議決定されました

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