環境NGO、新報告書「キープ・フォレスト・スタンディング:森林フットプリント評価2021」を発表

picturesque view of houseboats surrounded by water and greenery

10月22日、環境NGOレインフォレスト・アクション・ネットワーク(本部:米国サンフランシスコ、日本代表部:東京都渋谷区、以下RAN)は、新報告書「キープ・フォレスト・スタンディング:森林フットプリント評価2021」を発表した。

本報告書は、大手グローバル消費財企業10社を対象に、インドネシア・ボルネオ島の北カリマンタン州と東カリマンタン州における、各社サプライチェーンの「森林フットプリント」を独自に評価したものとなっている。

調査の対象企業は、日清食品、花王、ネスレ、ペプシコ、プロクター&ギャンブル、ユニリーバ、コルゲート・パーモリーブ、フェレロ、モンデリーズ、マースの10社であり、北カリマンタン州と東カリマンタン州のパーム油や紙パルプ、林業企業からの原料調達を通じて、同地域にある70万ヘクタール(サッカー場175万面分)以上の熱帯林の破壊に加担していることが明らかになったと報告している。

これまでユニリーバ、ネスレ、コルゲート・パルモリーブの3社が、インドネシア・スマトラ島北部に限定した森林フットプリントを公表しており、日本企業では、花王は森林フットプリント導入について協議している点を「2021年活動方針」で開示しているが、日清食品からは正式な返答を得られていないとしている。

【参照ページ】
新報告書「森林フットプリント評価 2021」発表〜インドネシア・ボルネオ島の森林と地域コミュニティへの影響について、大手消費財企業10社の開示状況を評価〜

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