CCP認証とカーボンクレジット格付は相互補完 ICVCMが市場成熟に向けた役割を整理

7月14日、Integrity Council for the Voluntary Carbon Market(ICVCM)は、コア・カーボン原則(Core Carbon Principles:CCP)とカーボンクレジット格付が、ボランタリー炭素市場の信頼性と透明性を高める相互補完的な仕組みであるとの見解を公表した。

ICVCMによると、CCPはクレジット制度のルールやガバナンス、算定手法が科学的根拠に基づく高品質基準を満たしているかを評価する共通基準であり、市場全体の品質向上を目的とする。一方、BeZero Carbon、Calyx Global、MSCI、Sylveraなどの格付機関は、追加性や炭素算定、恒久性リスクなどを基に、プロジェクト単位で品質を評価し、買い手の調達判断に資する情報を提供している。

Sylveraの分析では、2021~2026年を通じてCCPラベル付きプロジェクトは非CCPプロジェクトより高い格付を維持し、2026年にはCCPラベル付きプロジェクトの76%がBBB以上の評価を獲得した一方、非CCPプロジェクトでは13%にとどまった。

また、市場では高品質クレジットへの需要が拡大している。MSCIによると、2024年半ば以降、MSCI Global CCP Carbon Credit Price Indexは市場全体を対象とする指数を平均19%上回る価格プレミアムを維持した。BeZeroの分析では、2025年の植林・再植林・森林再生(ARR)クレジットで、格付が1段階上昇するごとの価格プレミアムは最大87%に達した。

さらに、CCP承認手法に基づくクレジットの償却量は2025年に前年比100%超増加し、格付の高いクレジットの利用も拡大している。ICVCMは、CCP認証と格付は高品質な炭素市場の基盤として、政府や投資家、金融機関における投資・調達判断の重要な基準となりつつあるとした。

原文: Core Carbon Principles and Carbon Credit Ratings: complementary tools for a maturing market

日本語参考訳: コアカーボン原則とカーボンクレジット格付け:成熟市場における補完的なツール


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