AI時代の環境負荷と成果を公表 マイクロソフト、2026年環境サステナビリティ報告書を発表

7月9日、マイクロソフトは「2026 Environmental Sustainability Report」を公表した。同報告書は2025会計年度の実績につき、2020年を基準年として評価したものである。
報告書では、AIの普及に伴い、エネルギー、水、土地、資源への需要が拡大する中、AIインフラの整備と環境への配慮を両立させる取り組みを示した。また、地域社会との連携や責任ある事業運営を柱とする「Community First AI Infrastructure」の考え方を掲げ、サステナビリティを成長戦略の一部として位置付けた。
2025会計年度には、年間使用電力量と同量の再生可能エネルギーを確保した。一方、Scope1~3を合わせた温室効果ガス排出量は前年から25%増加した。主な要因はデータセンターの拡張に加え、新たな炭素フリー電力(CFE)への投資を優先するため、追加性のない非バンドル型再生可能エネルギー証書の利用を停止したことである。
排出量全体ではScope3が引き続き最大を占めたが、Scope2の構成比は前年の約2%から13%へ拡大した。報告書は、サプライチェーンを支える電力システムが環境負荷に大きく影響していると説明した。
水資源では、2025会計年度に初めて取水量を上回る1,400万立方メートル超の水を補給し、「ウォーターポジティブ」に向けた重要な節目を達成した。今後は事業拠点の流域ごとに取水量を上回る水資源の回復を目指すとしている。
このほか、製品包装における使い捨てプラスチックの使用割合を2025年末時点で0.07%まで削減したほか、クラウド事業では退役サーバー・部品の再利用・リサイクル率92%、建設・解体廃棄物の埋立・焼却回避率90.5%を達成した。
原文:Responsibly building the AI future
日本語参考訳: 責任ある方法でAIの未来を築く
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