BBVAとアルテラ、気候ファンドで戦略提携

1月15日、スペイン金融大手BBVA(BBVA)と、世界最大級の気候ファイナンス投資ビークルであるALTÉRRA(アルテラ)は15日、気候関連投資を目的とする新たな共同投資ファンドを巡り、戦略的パートナーシップを締結したと発表した。BBVAは同ファンドの戦略的リミテッド・パートナー(LP)として2億5000万ドルを拠出する。
アルテラは、総額12億ドル規模の気候共同投資ビークルを新設する計画で、規制当局の承認を前提に、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)に拠点を置く。これまでの共同投資案件を集約し、専用ファンドとして運用することで、第三者資本の動員を加速させる狙いだ。
新ファンド「アルテラ・オポチュニティ・ファンド」は、エネルギー転換、産業の脱炭素、クライメートテック、持続可能な生活分野を対象に、インフラ、プライベートエクイティ、プライベートクレジットへの分散投資を行う。北米、中南米、欧州に加え、新興国市場も投資対象とする。
今回の提携は、「アブダビ・サステナビリティ・ウィーク」に合わせて発表された。アルテラの会長であるスルタン・アル・ジャーベル氏は、「本ファンドはアルテラの成長の新たな段階を示すもので、世界の資本を高インパクト投資に振り向ける能力を一段と高める」と述べた。
BBVAの会長、カルロス・トレス・ビラ氏は、「持続可能性を成長の中核に据える当行の戦略と合致する。アブダビのような気候ファイナンスの重要拠点での存在感を高めたい」とコメントした。
BBVAは中東地域を戦略市場と位置づけ、2013年にアブダビに駐在員事務所を設置している。最近では、ADGMの金融サービス規制当局から現地支店開設に向けた原則承認を取得し、法人・機関投資家向け業務の拡大を進めている。
同行は今回の投資とは別に、これまでに脱炭素分野の気候ファンドへ約3億ユーロを投資してきた。2025~2029年に7000億ユーロのサステナブルビジネス創出を目標に掲げており、気候金融分野での存在感を一段と強める構えだ。
(原文)BBVA and ALTÉRRA Forge Strategic Partnership Backed by $250 Million Commitment to New Climate Fund
(日本語参考訳)BBVAとALTÉRRA、新たな気候変動基金への2億5000万ドルの拠出を背景に戦略的パートナーシップを締結

