
9月16日、環境省は、第7回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の金融部門の募集を開始した。本アワードは、ESG金融の普及と質的向上を目的に令和元年度に創設され、投資家や金融機関などインベストメント・チェーンにおける先進的な取組を評価・表彰する。
今回の募集対象は、①投資家部門、②間接金融部門、③資金調達者部門、④金融サービス部門で、アセットオーナー、銀行、証券会社、保険会社、リース会社など幅広い組織が応募可能となっている。企業規模は問わず、応募企業には審査フィードバックも行われる。
表彰は環境大臣賞(金賞・銀賞)、銅賞、特別賞、テーマ別賞が授与され、ネット・ゼロやネイチャーポジティブ、サーキュラーエコノミーに関する優れた取組も対象となる。受賞結果は令和8年2月中旬に予定される表彰式で発表される。
募集期間は9月16日から10月31日17時まで。応募は環境省ウェブサイトから申請書をダウンロードし、メールで提出する。昨年度からは、地域活性化やESG教育、証券会社の応募範囲拡大など評価項目が拡充された。また、過去受賞企業の取組動画が環境省YouTubeで公開されている。
本アワードは、サステナビリティを軸にした金融の進展を社会全体に共有することで、日本におけるESG金融の拡大を目指す取り組みである。