ユナイテッドのUAVサステナブル・フライト・ファンドがヘアルームに投資し、DAC技術拡大へ

2月25日、ユナイテッド航空はUAVサステナブル・フライト・ファンドがDAC(ダイレクト・エア・キャプチャ)企業のヘアルームに投資すると発表した。これにより、ユナイテッドは最大で50万トンの二酸化炭素除去(CDR)を購入する権利をも得る予定である。

ヘアルームは石灰石を利用して大気中のCO2を取り込み、低コストかつ規模拡大が可能な技術を持つ。ユナイテッド航空ベンチャーズ(UAV)の責任者は「ヘアルームの技術は、脱炭素化と収益化の両立に寄与し、ユナイテッドが2050年にネットゼロを達成する上で大きな役割を果たす」と述べた。

UAVサステナブル・フライト・ファンドは、ユナイテッドを含む複数企業が総額2億ドル以上を投資する仕組みである。ヘアルームは2023年に北米初の商業用DAC施設を稼働させ、DACハブ「Project Cypress」の一員として拡大を続ける。ユナイテッドは世界最大級のグローバル路線網を持ち、「Good Leads The Way」を掲げてESG目標の達成を目指している。

【参照ページ】
(原文)United Sustainable Flight Fund Invests in Heirloom to Scale Direct Air Capture
(日本語参考訳)ユナイテッド・サステイナブル・フライト・ファンドが、直接空気捕集を拡大するためヘアルームに投資

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…
  2. ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    2025-3-31

    ESGフロントライン:潮流を読む~SEC気候開示規則の弁護を放棄ー規制後退の中で問われる企業の姿勢と対応

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-3-27

    【GPIF発表】「優れた統合報告書」と「改善度の高い統合報告書」選定結果

    3月11日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、国内株式の運用を委託している運用機関に対…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る