Climate First Bank、新CSOを任命し、持続可能性戦略を強化

2月3日、Climate First Bankは、気候危機対策を目的とする世界初のFDIC保険付きデジタル・コミュニティ銀行として、Chris Castroを代表取締役副社長兼CSOに任命したことを発表した。Chrisは2022年7月よりバイデン・ハリス政権の大統領任命職として、米国エネルギー省(DOE)のSCEP(State and Community Energy Programs)の初代チーフ・スタッフおよびEERE(Office of Energy Efficiency & Renewable Energy)の上級顧問を務め、16億ドル規模の助成金や技術支援プログラムを管理してきた。

Chrisはサステナビリティの専門家として豊富な経験を持ち、レジリエンスやクリーンエネルギー分野での実績がある。フロリダのオーランド市で約10年間にわたり、Mayor Buddy Dyerの上級顧問やサステナビリティ&レジリエンス担当ディレクターとして、サステナビリティや気候行動、スマートシティ政策の推進に貢献し、Green Works Orlandoを通じて同市を都市型サステナビリティのリーダーへと成長させた。

また、Chrisは2008年に国連認定の非営利団体IDEAS For Usを共同設立し、地域主導のサステナビリティ・プロジェクトを推進してきた。さらに、Citizen Energyを創設し、中小規模の不動産市場向けにクリーンエネルギーソリューションを提供するコンサルティング業務を展開したほか、Fleet Farmingを共同設立し、都市農業の推進にも取り組んできた。

Chrisの就任とともに、Climate First Bankはフロリダ州オーランド市に新オフィスを開設する計画も発表した。新オフィスは約220平方メートルの規模で2025年夏の一般公開を予定している。この拡張は、同社の市場での存在感を高めるとともに、気候危機対策のための革新的な金融ソリューションの提供をさらに強化することを目的としている。

【参照ページ】
(原文)Climate First Bank Appoints Chris Castro to EVP and Chief Sustainability Officer
(日本語参考訳)クライメート・ファースト・バンクがクリス・カストロをエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高サステナビリティ責任者に任命

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る