8月22日、全国経済人連合会(全経連)は、サステナリティクス(Sustainalytics)のサイトに公開された世界3456の企業を分析した報告書「グローバル企業のESGリスクマップ」を発表した。
10点以下はリスクが「極めて低い」、10~20点は「低い」、20~30点は「標準」、30~40点は「高い」、40点以上は「深刻」という意味を示しているが、同報告書によると、世界の主な証券取引所のうち、上場企業のESGリスク点数が最も高い市場は、上海証券取引所の36.1だった。続いて深セン(32.9)や香港(30.5)、韓国(30.1)もかなり高かったとした。リスクの低い市場はパリ(20.6)、ロンドン(21.6)、米国(ナスダック、22.1)、台湾(22.4)となる。
業種別分析でリスクの高い分野は金属、鉄鋼、非鉄金属、オイル・ガス、宇宙航空・防衛産業の順だった。低い業種は繊維・衣類、運送インフラ、メディア、包装、小売業だった。