Bloomberg、持続可能性ツールをポートフォリオとリスク分析に導入

6月27日、Bloombergは投資家向けに投資ポートフォリオのサステナビリティ特性を測定、管理、報告するのに役立つ新たなサステナビリティのツールを発表した。本ツールは、Bloombergのポートフォリオおよびリスク分析ソリューションである「PORT」と、そのプレミアム版「PORT Enterprise」で利用できる。持続可能な投資戦略と規制の進展に対応するため、同ツールにはEUのサステナブルファイナンス開示規則(SFDR)に基づく主要なESG指標、130,000以上の企業の温室効果ガス排出量やBloombergの独自のESGスコアが含まれている。

PORTの新たなESG画面では、ユーザーが各保有銘柄の詳細なサステナブルデータを使用してポートフォリオを比較し、ESG目標に沿わない保有銘柄を特定し、トレンド分析を行うことができる。PORT Enterpriseのレポーティング機能は、ESMAテンプレートに基づき標準化されたSFDRレポートとカスタマイズ可能なサステナビリティ・レポートを含むよう拡張されている。これにより、クライアントがサステナビリティ指標を開示し、EUの規制要件を満たすことができるようになった。

【参照ページ】
(原文)Bloomberg Introduces Sustainability Tools into its Portfolio and Risk Analytics Solutions
(日本語参考訳)ブルームバーグ、ポートフォリオおよびリスク分析ソリューションにサステナビリティツールを導入

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-10-7

    ESG Journal Cafe 第二回イベントレポート 『主要評価5機関の効果的な対応方法』

    【ESG Journal Cafe イベントレポート】第二回イベント『主要評価5機関の効果的な対応…
  2. お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    2024-10-3

    お役立ちツール「開示基準の早見表」のご紹介

    ESG Journalでは、実務に役立つ資料やツールを無料で公開しています。今回は、大好評の「開示…
  3. 2024-9-30

    MSCI、新たなカーボンニュートラルランキングを発表

    アメリカの金融サービス企業であるMSCIは、新たに「カーボンニュートラルランキング」を導入し、企業…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る