5月21日、Norges Bank Investment Management(NBIM:ノルウェー銀行の投資部門)は、シェルに対し中期的な気候変動戦略についてより詳細な情報を提供するよう求めたことを明らかにし、株主決議に反対票を投じた。
NBIMによると、シェルの新しい戦略には、石油製品の使用による排出量を削減するという同社初の暫定目標が含まれていたが、2035年の排出原単位目標も削除され、2030年の暫定原単位削減目標が下方修正されていたとし、反対票を投じた。
NBIMは、世界最大のファンドの一つであり、世界の上場企業の全株式の約1.5%を所有、70カ国に約9,000社を保有している。また、2022年、NBIMは気候変動行動計画を発表し、2050年までにファンド内の全企業が排出量ネットゼロを達成するという目標と、ネットゼロの設定要件を含め、ポートフォリオ内の企業に対する気候関連の期待を設定するという誓を発表した。
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(原文)Norges Bank Investment Management