花王、サントリーホールディングス、ENEOSホールディングス、和歌山県と包括連携協定を締結

1月10日、花王、サントリーホールディングス、ENEOSホールディングス傘下のENEOSの3社は、和歌山県との連携を通じてサーキュラーエコノミー化と産業創出に向けた包括連携協定を締結したことを発表した。

和歌山県は2023年10月、地域の特性を考慮した「わかやま資源自律経済ビジョン」を発表し、産業創出や資源循環ネットワークの構築を目指している。今回の協定は、このビジョンの一環として実現された。

具体的な協力内容として、家庭での廃食用油からの持続可能な航空燃料(SAF)製造、連産品のバイオナフサを利用した製品製造、ペットボトルの水平リサイクル、使用済みPETなどを活用したアスファルト改質剤の製造などが挙げられる。

また、協定では使用済み食用油やペットボトルの回収・リサイクル、排ガスのカーボンリサイクル技術開発、和歌山産の再生製品ブランディングに向けた産学官連携ネットワークの構築、県民への啓発なども進められる予定である。これにより、地域資源の有効活用と持続可能な産業の育成が促進されることが期待されている。

【参照ページ】
和歌山県とENEOS株式会社、花王株式会社及びサントリーホールディングス株式会社が包括連携協定を締結

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024-12-4

    2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024年は、サステナビリティ分野において大きな変化が見られた年である。米国ではトランプ前大統領が…
  2. 2024-12-3

    EU、移行リスク単独の金融への影響は限定的と分析

    11月19日、欧州監督当局(EBA、EIOPA、ESMA)と欧州中央銀行(ECB)は、2030年の…
  3. 2024-12-2

    EU理事会、ESG格付けに関する新規則。格付けの一貫性・透明性・比較可能性を高める。

    11月19日、EU理事会は、ESG格付けに関する新しい規則を採択した。この規則は、EU内でのESG…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る