Wolters Kluwer、ESGデータ・プラットフォームにサステナビリティ・レポーティング機能を追加
11月14日、プロフェッショナル・サービスおよび情報ソリューション・プロバイダーであるWolters Kluwerは、CSRD、GRI、SASBなどの基準における持続可能性情報開示の要件を企業が満たせるようにすることを目的として、企業パフォーマンス管理ソリューション部門であるCCH TagetikのESG報告機能を同社のEnablon ESG Excellenceソリューションに統合したことを発表した。
本発表は、Wolters Kluwerが今年初めに立ち上げた、コーポレート・パフォーマンス&ESG部門に続くもので、コーポレート・パフォーマンス部門であるCCH Tagetik、EHS/ORMソフトウェア部門であるEnablon、ファイナンス、リスク&レポーティング、内部監査ソリューション部門であるTeamMateの4つのエンタープライズ・ソフトウェア事業を統合したものである。
4月、Enablonは、大気、水、廃棄物、エネルギー、化学物質などの環境フットプリントや、労働者の安全衛生を効果的に管理することを目的としたソリューション「Enablon ESG Excellence」を発表した。
「Enablon ESG Excellence」のEHS・ESGデータ収集・分析機能にCCH Tagetikの情報開示機能が統合されたことで、持続可能性と財務の専門家は、様々な企業アプリケーションから業務データとESGデータを収集し、単一のソリューションに統合することが可能になると同社は述べている。
本ソリューションの新機能には、企業ソース全体からのESGデータの収集と検証、CSRD、GRI、SASBを含むフレームワークへのESGデータのマッピング、ワークフロー管理によるソースから開示までのESGデータプロセスの監視、ESGパフォーマンスを追跡し、ESGレポートやプレゼンテーションを作成するためのコラボレーション、監査可能なESG開示の発行などが含まれる。
【参照ページ】
(原文)Wolters Kluwer enhances Enablon Platform with addition of CCH Tagetik ESG reporting and disclosure capabilities
(日本語参考訳)Wolters Kluwer、CCH Tagetik ESGレポーティングおよび情報開示機能の追加によりEnablonプラットフォームを強化