10月3日、AIを活用してエネルギー市場のエネルギー使用量と供給量を予測するAmperon Holdingsは、シリーズB資金調達で2,000万ドル(約30億円)を調達したと発表した。
2018年に設立されたヒューストンに本拠を置くAmperonは、エネルギー市場参加者のためにAIを活用した電力分析を構築し、情報に基づいた意思決定、エネルギー利用の最適化、グリッドのサステナビリティ向上を可能にしている。
同社によると、今回の投資により、Amperonは電力需要予測プラットフォームから包括的なデータ分析ソリューションへと拡大し、風力や太陽光などの断続的な再生可能エネルギーを不安定化させることなく系統電力供給に組み込むために必要なデータを系統運用者に提供できるようになる。より強固なエネルギーデータ分析は、送電網の脱炭素化にも役立つ。
Amperonの収益は2021年以降5倍に成長し、従業員も4倍に増えた。同社は、新市場への進出に伴い、エンジニア、データサイエンティスト、カスタマーサポート、営業職の増員を計画している。
本ラウンドはEnergize Capitalが主導した。その他の参加者には、D. E. Shawグループ、Veriten、既存投資家のHSBC Asset Managementが含まれる。Amperonの長年の顧客であるØrstedともう1社の戦略的ユーティリティ・パートナーも本ラウンドに参加した。これでAmperonの資金調達総額は3000万ドル(約44億円)となった。
【参照ページ】
(原文)Amperon Raises $20 Million Series B to Accelerate Energy Analytics and Grid Decarbonization
(日本語参考訳)エネルギー分析の新興企業Amperon、約30億円を調達