三菱商事、1,300億円超のクライメートテック成長ファンドを設立

三菱、1300億円超のクライメートテック成長ファンドを設立

5月2日、三菱商事は、脱炭素ソリューションを提供する企業を中心に、発展途上のクライメートテック関連の新興企業への投資と商業化を目的とした新しいファンド「Marunouchi Climate Tech Growth Fund」の立ち上げを発表した。

本ファンドは、初回クローズ時に投資家から4億ドル(約544億円)のキャピタルコミットメントを獲得しており、最終クローズ時には最大10億ドル(約1,360億円)に達する予定である。

新ファンドは、90%の株式を保有する三菱商事が設立したジェネラルパートナー「丸の内イノベーション・パートナーズ」と、韓国に拠点を置く投資家「パビリオン・プライベート・エクイティ」、MUFG銀行がそれぞれ約5%を出資して運営される。

三菱商事は、クライメートテック関連の新興企業の評価を高めることに加え、投資先企業の最先端技術の商業化、スケールアップ、展開を支援し、スポンサーの業界・ビジネスネットワークを活用して、脱炭素化とカーボンニュートラル社会への移行を支援することを目指すと述べる。

【参照ページ】
Marunouchi Climate Tech Growth Fund L.P.設立に関するお知らせ

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    2025-5-30

    ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察してい…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-5-28

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    企業のサステナビリティ関連の開示では、TCFD(Taskforce on Climate-rela…
  3. 2025-5-28

    データマラン、サステナビリティ担当者向けグローバル・コミュニティ「Harbor」を発表

    5月14日、ESGに特化したAIソリューションのリーダーであるデータマランは、企業のサステナビリテ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る