3月14日、企業のサステナビリティ評価プロバイダーであるEcoVadisは、サプライチェーンにおける炭素のホットスポットを特定し、対処することを目的とした新しい排出リスクマッピングツール、Carbon Heatmapの提供を開始した。
本ソリューションは、企業がサステナビリティへの取り組みの焦点をサプライチェーンに移す傾向が強まっていること、また、新たな規制や開示制度により、企業がスコープ3のバリューチェーン排出量を報告し、対処することが求められていることから生まれた。しかし、EcoVadisによると、サプライチェーンの可視性の欠如は、多くの企業で排出量削減目標を加速させる上で重要な障害となっている。
新ソリューションは、世界中の14,000以上の報告組織と公的データベースに基づくGHG排出量データのリポジトリと、組織固有の支出および重要度のデータを組み合わせることで、企業のバリューチェーン全体にわたる包括的な炭素排出量リスクの計算を行い、GHGパフォーマンスの改善や排出量削減戦略のための「ホットスポット」を特定するものである。
主な機能として、支出および重要度データによるサプライヤーのプロファイリング、各サプライヤーの炭素排出リスク計算スコア、国、産業、排出源などの要素による炭素排出リスクのマッピング、各サプライヤーへのカスタマイズ推奨事項がある。
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(参考記事)New EcoVadis Carbon Heatmap Accelerates the Supplier Decarbonization Journey