RMI、その他の鉱物に関する新しいパイロット版報告書テンプレートを発行

鉱物

11月11日、RMIは、CMRTとEMRTの対象外の鉱物のデューデリジェンスを行うための新しいテンプレート、パイロットレポーティングテンプレート(PRT)を導入し、PRT v.1.0として、パイロットレポーティングテンプレートの運用が開始された。

CMRTやEMRTに含まれない金属・鉱物については、様々な企業が独自の鉱物報告テンプレートを作成し、データ収集を開始しました。その結果、RMIは効率的なデータ収集のために標準化されたテンプレートであるPRTを導入した。

PRTは、OECDのガイダンスに基づき、サプライチェーンを通じて製錬所と精製所の情報伝達を容易にし、デューデリジェンスプロセスをサポートする。PRTは、川下企業が紛争鉱物に関するコンプライアンスを遵守するために設計されている。

またPRTは 、CMRTやEMRTと異なり、定義された鉱物の範囲を持たない。PRTはCMRTやEMRTと異なり、鉱物の範囲が定義されておらず、ユーザーが定義し、最大10種類の鉱物を選択することができる。PRTでは、アルミニウム、銅、リチウム、ニッケルの4種類の鉱物がデフォルトで選択されている。企業は、優先順位に基づいて鉱物を選択することができる。

【参照ページ】
(原文)Pilot Reporting Template
(日本語訳)RMI、その他の鉱物に関する新しいパイロット版報告書テンプレートを発行

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を

    2025-7-29

    SSBJ公開草案:気候変動開示の準備状況を確認!簡易チェックで早期対応を(再掲)

    ※2024年12月21日公開済みの記事(2024年11月時点の情報を基に作成された)に2025年7…
  2. 2025-7-29

    企業の88%がサステナビリティを価値創出と認識、気候リスクへの備えも加速

    モルガン・スタンレーの「Sustainable Signals: Corporates 2025」…
  3. GHGプロトコルの改訂とは~カーボンニュートラル実現への新たな方向性

    2025-7-28

    GHGプロトコルの改訂とは?カーボンニュートラル実現への新たな方向性(再掲)

    ※本記事は、2025年2月に発行した記事に最新のGHGプロコトル更新内容を一部修正・追記し再掲載し…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る