BDC、約590億円のクライメートテック・ファンドを立ち上げ

 

11月2日、カナダ・ビジネス・ディベロップメント・バンク(BDC)は、カナダの気候ティーチとクリーンテック企業への投資と支援を目的とした4億ドル(約588億円)の新ファンドを立ち上げることを発表した。

カナダのクリーンテックおよび気候技術産業の商業化とスケールアップのためのリスク資本の不足に対処しようと、2018年にBDCのクリーンテックプラクティスの6億ドル(約883億円)のファンドIが創設されたのに続き、この新しいClimate Tech Fund IIの開始により、BDCのこの分野でのコミットメントは10億ドル(約1,472億円)に達した。

BDCは、Fund Iは現在完全に投資されており、Fund IIは5年以内に完全に投資される見込みであると報告している。

BDCは、カナダの中小企業に対して融資、アドバイザリーサービス、資本を提供している。BDCのクリーンテック部門は、グローバルな機関投資家や政府の資金調達プログラムと提携し、高い潜在能力を持つクリーンテック/気候変動技術企業50社を支援している。

【参照ページ】
(原文)BDC doubles down on cleantech investment, launches new $400M Climate Tech Fund II
(日本語訳)BDC、4億ドルのクライメートテック・ファンドを立ち上げ

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