9月12日、伊藤忠商事、伊藤忠プラスチックス、ファミリーマート、旭化成の4社は、使用済みペットボトルを回収BOXに投函したあと、リサイクル素材に加工されるまでをスマートフォンのアプリで追跡できるサービスの実証実験を開始すると発表した。期間は2022年9月26日から11月25日までの約2ヶ月間で、東京都葛飾区内のファミリーマート一店舗で開始する。
本実証実験は、資源循環社会の実現に向けたデジタルプラットフォーム構築プロジェクト「BLUE Plastics(Blockchain Loop to Unlock the value of the circular Economy、ブルー・プラスチックス)」の取組の一環だ。同プロジェクトは2021年に発足し、日本IBMのブロックチェーン技術を活用している。
今回の実証実験では、リサイクル状況の可視化が消費者の行動にどのような影響を与えるかなどを検証する。まず、利用者はファミリーマートの店頭(屋外)に設置された専用の回収箱に使用済みペットボトルを投入し、アプリにその本数を登録する。登録後は、ペットボトルの輸送状況や工場での再生加工状況、リサイクルによって削減されるCO2排出相当量を確認できるようになる。
【参照ページ】
ペットボトルがリサイクルされる過程をスマホのWebアプリで確認 プラスチック資源循環プロジェクト「BLUE Plastics」