PwC、Blackstone傘下のSpheraとESGデータおよびレポーティング・ソリューションで提携

PwC、Blackstoneの支援を受けるSpheraとESGデータおよびレポーティング・ソリューションで提携

5月3日、グローバルなプロフェッショナルサービス企業である PwCとBlackstone傘下のESGパフォーマンスおよびリスク管理ソフトウェア、データ、コンサルティングサービスプロバイダーの Spheraは、PwC の顧客にSpheraの ESG ソフトウェアソリューションへのアクセスを提供する新たな提携を発表した。

今回の新たな提携により、PwCは、SpheraのESGソフトウェアソリューションの迅速な導入・活用を支援し、spheraの顧客基盤をより迅速に拡大するとともに、透明性と監査性に優れたESG報告に対する関係者の要求が高まる中でPwCの顧客にSpheraの技術へのアクセスを提供することが可能になる。

両社によると、本パートナーシップは、SECの気候変動報告規則やEUタクソノミー、サステナビリティ開示制度など、進化する規制要件に対応するためのコンプライアンス体制の確立に取り組む上場企業にとって、特に重要な意味を持つことになる。

Spheraは、世界中の組織と協力し、環境、健康、安全、サステナビリティ、運用リスク管理、製品管理の分野におけるESGリスクの把握、管理、軽減を支援している。同社は昨年、オルタナティブ投資マネージャーである Blackstone に買収され、Sphera の評価額は14億ドル(約1,800億円)となった。今年初め、BlackstoneはSpheraの炭素会計ソリューションを統合し、ポートフォリオ全体の排出量を削減するBlackstoneの取り組みに貢献すると発表した。

【参照ページ】
(原文)PwC and Sphera Announce Alliance to Help Rapidly Scale Implementation of Leading ESG Management Platform
(日本語訳)PwCとスフェラは、主要なESG管理プラットフォームの迅速な導入を支援するための提携を発表しました。

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. 2025-8-19

    【PR】9/10 オフライン特別イベント 『SSBJ基準対応に向けたギャップ分析と改善アプローチを徹底解剖』

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Jour…
  2. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…
  3. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る