4月13日、欧州連合理事会は欧州グリーンボンドを創設し、グリーンボンド発行に「欧州グリーンボンド」または「EuGB」の呼称の使用を希望する発行体の要件と監督枠組みを設定する提案を、理事国が承認したと発表した。
欧州委員会は、サステナブル・ファイナンスを促進し、EUと世界の気候目標を推進するために必要な投資の促進を目的とした取り組みの一環として、2021年7月にEuGB規制提案を開始。
提案されたグリーンボンド規則は、企業や公的機関がグリーンボンドを利用して資本市場で資金を調達する方法について「ゴールドスタンダード」を作り、投資家をグリーンウォッシュから保護しつつ、サステナブル・ファイナンスの促進を支援する。欧州委員会が提案する枠組みの主要な構成要素として、EuGB指定債は、EU分類法に沿ったプロジェクトに資金を完全に配分すること、などが挙げられる。
EU理事会での合意を受け、今後、欧州グリーンボンドの最終版を起草するため、欧州議会との交渉を開始する。
【参照ページ】
(原文)Sustainable finance: Council agrees its position on European Green Bonds
(日本語訳)持続可能な資金調達:理事会、欧州グリーンボンドに関する立場に同意