British Airways、一部のフライトでSAFを使用開始

British Airways、一部のフライトでSAFを使用開始

3月28日、British Airwaysは、Phillips 66から初となるSAFの納入を発表した。これにより、従来のジェット燃料と比較してライフサイクル排出量を80%以上削減できるSAFで、多くのフライトを運航することが可能になる予定だ。

今回の納入により、British Airwaysは、英国で商業的に生産されたSAFの使用を開始した世界初の航空会社となった。

本発表は、昨年British AirwaysとPhillips 66との間で締結された複数年のSAF供給契約に続くものだ。本契約により、British Airwaysは、ロンドン-ニューヨーク間のCO2排出量ゼロのフライト700便分に相当する、約10万トンのCO2排出量を削減するSAFを購入する予定だ。

SAFは、イミンガム近郊にあるPhillips 66のハンバー製油所で生産されている。本燃料は、サステナブル・ウェイストを原料として生成され、英国の空港に直接供給される既存のパイプラインインフラを通じて、British Airwaysに供給される予定だ。

【参照ページ】
(原文)BRITISH AIRWAYS TO POWER A NUMBER OF FLIGHTS WITH SUSTAINABLE AVIATION FUEL AS IT MARKS THE DELIVERY OF ITS FIRST SUPPLY FROM PHILLIPS 66 LIMITED
(日本語訳)British Airways、一部のフライトでSAFを使用開始

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