スタートアップNovoloop、約13億円の資金を調達。プラスチック廃棄物のアップサイクルを実現

リサイクル技術新興企業Novoloop、1100万ドルの資金を調達

2月15日、リサイクル技術スタートアップのNovoloopは、プラスチックを高性能な化学物質や材料に変えるテクノロジーの商業化に向けた資金調達として、シリーズAで1,100万ドル(約13億円)を調達したと発表した。

Novoloopは、Jeanny YaoとMiranda Wangが2015年に共同創業した。 同社は、ポリエチレンを分解して製品に合成可能な化学構成要素にするプロセス・テクノロジーATOD(Accelerated Thermal Oxidative Decomposition)によって、プラスチック廃棄物を化学物質や材料に変えるパイオニア的な存在だ。ATODは、一般的なプラスチック廃棄物に含まれる炭素分をアップサイクルすることができる。この炭素分は、材料回収施設で回収・販売するには価値が低すぎるため、通常は焼却や埋め立てに回される。

今回の資金調達は、VC投資家のEnvisioning Partnersが主導し、新規投資家のValo Venturesと接着剤・特殊フィルム企業のBemis Associates、さらに先行投資家のSOSV、Mistletoe、Marc BenioffのTIME Venturesが参加した。

NovoloopのATODプロセスに基づく最初の製品は、靴・アパレル・スポーツ用品・自動車・電子機器などの高性能用途に使用できる熱可塑性ポリウレタン(TPU)・オイスターである。NovoloopはBemis社との提携を発表し、石油系バージンTPUに代わる第一段階として、OistreをBemis社の製品ポートフォリオに導入する予定だ。

【参照ページ】
(原文)Novoloop Raises $11M Series A to Advance Upcycling for Plastic Waste USA – English 
(日本語訳)リサイクル技術スタートアップNovoloop、約13億円の資金を調達

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