2月3日、米国の美容店チェーンUlta Beautyは、ブランド、製品、顧客、従業員を網羅する多様性、平等性、包括性(DEI)イニシアチブへの5,000万ドル(約57億円)の投資を新たに約束した。
この新たなコミットメントにより、Ulta BeautyはDEIへの投資を前年比2倍にすることを目指す。これには、黒人経営ブランドの数を2倍以上に増やして品揃えを増やす取り組みや、包括性を強化し無意識の偏見に対処するための四半期ごとの店内トレーニングなどが含まれる。
同社は、今年のDEIイニシアティブの主要投資分野のいくつかを概説し、ラテン系、黒人、その他の多文化の美容愛好家にアプローチするための多文化プラットフォームに約2,500万ドル(約28億円)を投じ、同社の品揃えにおける黒人所有、黒人設立、黒人主導のブランドをサポートするためのブランドマーケティングに850万ドル(約9億円)を投資する。
Ultaはまた、初期段階のBIPOCビューティーブランドに焦点を当てたブランドパートナーアクセラレータプログラムを立ち上げ、有色人種の創業者により多くのアクセス、資本、専門知識を提供するために、ベンチャーキャピタル会社New Voicesに500万ドル(約5.8億円)を投資する。さらに、お客様が黒人が所有し、黒人が設立した、黒人が主導するブランドをより容易に見つけられるようにするため、350万ドル(約4億円)を店舗内の商品化に割り当てる予定である。
また、ゲストと従業員の公平な体験のために、BIPOCとLGBTQ+に焦点を当てた非営利団体への200万ドル(約2億円)の寄付、包括性を強化し無意識の偏見に対処するための配送センターと企業の従業員に対する店舗でのトレーニングの義務付け、多様な人材の採用活動を支援する取り組みへの投資を継続するとしている。
【参照ページ】
(原文)Ulta Beauty Announces 2022 Diversity, Equity and Inclusion Commitments
(日本語訳)Ulta Beauty、2022年の多様性、公平性、包括性に関するコミットメントを発表