コカ・コーラ、ネスレ、ダノンが再生プラスチック表示を変更へ EU委が発表

10月22日、欧州委員会は、コカ・コーラ、ネスレウォーターズ(ネスレ)、ダノンの3社が、プラスチックボトルのリサイクルに関する表示を変更することを約束したと発表した。3社と欧州委員会・消費者保護協力(CPC)ネットワークとの対話を受けたもので、表示をEUの消費者保護法(不公正商慣行指令)に沿った明確な内容に改める。
3社は、ボトルのラベルに記載する「100%再生プラスチック製」といった表示について、キャップとラベルを除外することを明記する。具体的には、「このボトルは100%再生素材でできています。キャップとラベルを除く」といった表現に変更する。
また、「もう一度リサイクルして」といった表示を「リサイクルして」に変更する。従来の表現は、購入したボトルがすでにリサイクルされており、再び新しいボトルに生まれ変わることができるとの誤解を消費者に与えるためだ。空のボトルを適切に回収・リサイクルするよう促す表示は引き続き認められる。
さらに、ラベルや広告全体を通じて、プラスチックボトルが持つ環境上の利点について消費者に誤解を与えないようにする。環境に関するほかの表示やシンボルとの組み合わせにも配慮し、各社のウェブサイトやソーシャルメディアで展開するデジタルマーケティングにも、今回の約束を反映させる。
今回の取り組みは、2023年11月に欧州消費者機構(BEUC)が13カ国の会員団体とともに、EU域内でプラスチックボトルを販売する企業のリサイクル可能性などに関する表示を問題視し、消費者保護当局に申し立てたことを受けたもの。対応はスウェーデン消費者庁とハンガリー競争庁の主導で進められた。欧州委員会によると、ネスレとダノンはデジタル広告を3カ月以内に更新するとしており、コカ・コーラも同期間での対応に努めるとしている。各国の消費者保護当局は、3社による約束の履行状況を監視する。
参考:Commission welcomes commitments of Coca-Cola, Nestlé, and Danone to modify recycling claims on plastic bottles
日本語参考訳:欧州委員会は、コカ・コーラ、ネスレ、ダノンがペットボトルのリサイクル表示を修正するという約束を歓迎する。

