英国、欧州最大の洋上風力入札で8.4GWを落札 価格競争力を再確認

1月14日、英国政府は最新の洋上風力発電入札(AR7)で計8.4GWを落札し、欧州史上最大規模の洋上風力オークションとなったと欧州風力エネルギーの業界団体が公表した。内訳は着床式が約8.2GW、浮体式が約200MWで、約1,000万世帯分の電力供給に相当する。19件・最大24GWが入札可能となる激しい競争の結果、平均落札価格はイングランド・ウェールズで91.20ポンド/MWh、スコットランドで89.49ポンド/MWhと、欧州でも高い競争力を示した。

この価格水準は、英国での新規ガス火力(約147ポンド/MWh)や原子力(約124ポンド/MWh)を大きく下回り、洋上風力が大規模クリーン電源として最も費用対効果の高い選択肢であることを裏付けた。8.4GWの新設により、ガス代替と比べ年間約17億ポンドの電気料金削減効果が見込まれる。

2023年の不調(AR5)や容量不足だったAR6を経て、AR7は転換点となった。二方向の差額決済契約(CfD)が収益の見通しを高め、当初予算11億ポンドを上回る17億9,000万ポンドを投じたことが、供給力確保とエネルギー安全保障に寄与した。欧州各国にも同様の制度設計を求める声が高まっている。

(原文)UK awards 8.4 GW in Europe’s largest offshore wind auction ever
(日本語参考訳)英国、欧州最大の洋上風力発電オークションで8.4GWを落札

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