ゴールドマン・サックス、北米の水管理企業Atlas-SSIを買収

4月1日、ゴールドマン・サックス・オルタナティブスのサステナブル投資チームが、北米の水管理機器の供給企業Atlas-SSIホールディングスを買収したと発表した。

Atlas-SSIは、産業、公益事業、自治体、商業施設向けに水管理用スクリーンやゲート、バリアを設計・製造・サービス提供している。プラスチックなどの汚染物質除去や水生生物保護を通じて、持続可能な水環境づくりに貢献している。

同社はゴールドマン・サックスのグローバルネットワークとリソースを活用し、新市場への展開や製品ライン拡充を目指す。北米では水インフラ投資が拡大しており、データセンターや電化による電力需要増加も追い風となっている。

Atlas-SSIのCEOポール・ルイスは「ゴールドマン・サックスとの提携により、重要インフラと生態系を守る革新的な水管理ソリューションの提供を加速できる」と述べた。

ゴールドマン・サックス側も「Atlas-SSIは北米で唯一、米国製の高信頼機器を一貫提供できる企業だ」と評価している。

(原文)Sustainable Investing at Goldman Sachs Alternatives Completes Acquisition of Atlas-SSI

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  2. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…
  3. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る