イノベーションとサステナビリティを牽引:トレイン・テクノロジーズに新たなリーダー

12月17日、トレイン・テクノロジーズは、マウロ・アタラ氏を最高技術・サステナビリティ責任者(Chief Technology and Sustainability Officer)として任命すると発表した。アタラ氏は2025年1月5日付で就任し、CEO兼会長のデイブ・レグネリー氏に直属しながら、製品開発、イノベーション、サステナビリティ戦略をグローバルに主導する。

アタラ氏は産業界で26年以上の経験を持ち、直近ではコリンズ・エアロスペースでグローバルのエンジニア21,000人を率いるシニアバイスプレジデントを務めた。技術開発、製品安全性、サイバーセキュリティ、サステナビリティの分野でリーダーシップを発揮し、ロックウェル・コリンズ買収(2018年)やユナイテッド・テクノロジーズとレイセオンの合併(2020年)の際にも重要な役割を果たした。

アタラ氏はバージニア工科大学で工学力学の博士号を取得しており、2023年には米国機械工学会(ASME)からフェローに選出された。また、2024年にはライト兄弟を称えるSAEインターナショナル航空宇宙エグゼクティブ賞を受賞している。

この役職は年末で引退するポール・カムーティ氏から引き継がれる。カムーティ氏は2011年にトレイン・テクノロジーズに参画し、同社のサステナビリティ戦略と技術ロードマップの構築に貢献した。

【参照ページ】
(原文)Mauro Atalla Joins Trane Technologies as Chief Technology and Sustainability Officer

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