12月18日、トレイン・テクノロジーズは、モントリオールを拠点とするBrainBox AIを買収する最終合意を締結したと発表した。BrainBox AIは、自律型HVAC(暖房・換気・空調)制御および生成型AI技術で業界をリードする企業である。

BrainBox AIの技術は、建物のエネルギー消費を最大25%削減し、温室効果ガス(GHG)排出量を最大40%削減することを可能にする。現在、同社の技術は14,000棟以上の商業施設で導入され、空港、オフィスビル、ホテル、小売施設などで活用されている。

両社はこれまで2年間協力関係にあり、トレインのクラウド型建物自動化システムとBrainBox AIの技術を組み合わせ、エネルギー使用を最適化するソリューションを提供してきた。買収後もBrainBox AIはモントリオールでの事業を継続し、同地域のAIエコシステムへの貢献を図る。

BrainBox AIのCEOであるサム・ラマドリ氏は「トレインのグローバルな販売力と当社の技術を組み合わせることで、スマートビルディングソリューションの展開を加速させる」と述べた。

契約は2025年初めに完了予定で、詳細な取引内容は非公開である。

【参照ページ】
(原文)Trane Technologies to Acquire BrainBox AI

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