10月7日、Morningstar Inc.は、EUサステナブルファイナンスアクションプランに関連した新たなリソースを発表した。これにより、投資家や企業はESGに関する規制報告の新たな課題に対応できるようになる。
Morningstar Sustainalyticsは、CSRD(企業サステナビリティ報告指令)に準拠したデータ提供や、ESMAのファンド命名規則に対応した新たなソリューション、そしてEUタクソノミーに基づくデータ拡充を発表した。CSRDに関して、EU全体で5万社が同規制の影響を受けるとされ、2025年1月から段階的に導入される予定だ。
また、ESMAの規則に基づく新たなファンドの命名ルールでは、1,600以上のファンドが規制に違反する可能性のある株式を保有していると指摘され、これに対応するための新たなリソースも提供される。
EUタクソノミーでは、1,300以上の非金融企業がタクソノミー関連の活動報告を行っており、5,000億米ドルを超える資本投資が報告されているが、全体のアラインメント率は昨年とほぼ同じ水準である。
【参照ページ】
(原文)Morningstar Bolsters EU Sustainable Finance Action Plan Suite
(日本語参考訳)モーニングスター、EU持続可能な金融行動計画を強化